スパイスはいかほどに

シンガポールからのオランダ時々インド

メイドの存在感が強い国@シンガポール、インド

最初メイドさんというとあまりピンとイメージできなかった私どるこ

日本のメイドといえばいち早く想像できるのが、あのメイドカフェ。ご主人様~♡というような非現実的な存在である。

 

ところが、シンガポールに住んでいた頃、まるで日常の一部かでもあるようにメイドが多いこと!このメイドというのは言い方を変えるとヘルパーになるんだろうか。家のお手伝いさん。その業務形態は、住み込み型もしくは通い型、業務内容は料理、掃除、犬の散歩、子供の面倒と多岐にわたる。それだけメイドが多いということはもしやシンガポール人超金持ち??とも思いきや、そうでもなく、メイドが安価であるために多くの人が利用できるシステムになっているのである。メイドさんの出身国はたいていが途上国、フィリピン、ベトナム、バングラディッシュ、インド等々。まぁもちろんトラブルも多いと言われるメイド雇用だが、既婚カップル共働きが一般的なシンガポールではこのメイドさんのおかげで男性に劣ることなく女性もばりばり働きながら子育ても可能なのである。長く一緒にいて家族の一員みたいになっているメイドもいる。(シンガポールの家の値段が高いので共働きせざるを得ないというのも理由だが)もちろん独身でも自分で家事したくなければメイドを雇ってるケースもある。日本出身の私にとっては、えーメイド??他人が一緒に住み込むなんて抵抗ある…とも思ったものだが、色んな話を聞けば聞くほど、必要があれば雇うのは決して悪い選択肢ではないなとも思えてくるのである。

 

このメイドの存在、ラビットおじさん(旦那)の出身国インドではどうかというと、そりゃもうシンガポールよりももっと存在感が大きいくらい、メイドなしでは生きていけないレベルにメイド頼みな生活をしている人が多いこと。なかには一度も家事をしたことがない人もいるとか。(だっていつも全部メイドが家のことはやってくれるからね苦笑)ちなみに義両親の家には常時二人の通いメイドが常駐。一人はご飯担当でもう一人は掃除担当とか。今はロックダウンの影響があり一人のメイドに絞って、通いではなく居住型で雇用している。インドの話は壮絶なものが多くていつも衝撃を受けるのだが、最近雇用したメイドは身体障害者の旦那と2歳、4歳の子供を家において住み込みの雇用に承諾。彼女が働かないと家族が食べられないというかなり危機迫った状況なのである。聞くところによると、ロックダウンの影響で職を失い途方に暮れていたとか。そりゃそんな状況じゃあ大変だ…。この彼女、かなりの働き者らしく、義母は気に入っているとのこと。

 

ここオランダではメイドはめったに聞かないが、日本みたいな常に時間に追われるような忙しい国では安価なメイドの導入ができればもっといろんな負担が減るんじゃないかなと思うのである。共働き夫婦、旦那が家のことしない家とか、女性の負担ホント半端ないもん。

 

メイドが安価って労働搾取じゃと思ったこともあるが、結局のところwin winな関係であればそれもまたありなのかも。雇用生み出してるしね。

 

 

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